マゼンタ活動日誌
誰が書くのかわからないスリル満点でお送りします。

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勝手にレビュー そのに                 

  こんばんは! あずみです。
 文学フリマには、岡山から一応参戦予定なんですが、ぜんぜんまったく支度ができてません(笑)。
 ということで、ネタバレをおそれるがゆえにいまいち突っ込みが浅いレビューのほう、
さくっと行かせていただきます! 今から苦情がコワイ…(笑)

 二作品目は今回最年少、ひより嬢の作品です。



「雪花」


 
妹は兄に告白する。彼の婚約者が死んだのは、自分のせいだ、と。

 しんしんと雪の降る師走。神楽祭りの日が近づいてくる。

 閉塞した雪山の里で、義理の兄妹は幾度となく体を重ねあった。


「兄さま、お願い……」


 行き止まりの関係が、温度をなくして降り積もる。


 触れ合う指先から凍ってゆく、


    どこにも、行けない。



「……死んだのが、お前だったらよかったのに」




 ということで。
 …えーっと。ですね。

 草ちゃん(※二人の弟)が ちょうかわいい!!!

 そうじゃないですね。
 ほんと、草ちゃんちょうかわいくて癒しなんですけど、
 全体的な感想でいくと、この閉塞感… パネエ… 
 という大変好みな雰囲気のお話であります。

 …いやちょっと、パネエよ、最年少…。

 愛などない・2010・冬。
 みたいな帯を思わずつけたくなる、近年稀に見る容赦のない男性役でした。
 兄さまひどい…。ひよりさまは、本当に、ドSです。

 雪里という、少女小説らしからぬ地味めな舞台立て。
 流れる空気がいきいきと閉塞感を醸し出してます。
 ひよりさま、虐げられヒロイン書かせたら右に出るものないんじゃないの。
 という、絶妙な、リアリティ。
 キャラクタも、こう、ありそうでない、んだけど、いそうといえばいる、というラインをついてきてて。
 てざわりが、やわやわとほどけそうなのに、しっかり像を結んでいるというか。
 説明が難しいなー。
 ストーリーがどうとか構成がどうとか分けて考えるより、これはもう、一つの「物語」として読むべき。だと思います。

 兄の婚約者を殺してしまった、という負い目を持ちながら、兄に心を寄せる妹と、
 口数少なく感情表現も豊かでない妹に、苛立ち混じりに欲情する兄、

 人生マーブル模様ですなー。

 全体のイメージとしては綺麗なんだけど、一部硬直してたり泥が混ざっていたり、ちょっとなまなましく、汚れているのがイイのですよ。まるで春先の雪みたい。
 
 「祭り」もしっかり、作中で存在感醸し出してます。太鼓の高鳴りに合わせて盛り上がっていく、感情、ストーリー、この味わいは、クセになります。

 あとエロ描写は四作中一番濃いと思います。おい最年少!!!(笑)
 いや、私が鬼畜攻め好きなだけかもしれませんけど。
 良いですよ、愛などなくて。愛などいらない。
 
 読み返すたびに読後感が変わって、深いお話ってことですよね。ちょっとひよりさまの才能に嫉妬します。するよね、これは。すげえや。

 あと、さんざんひどく言っちゃったけど、兄さま好きです。付き合いたくはないけど。いるいる、こういう微妙に愛想悪くて色気のある男の人。
 ヒロインの柚子ちゃん(妹)も好きです。虐げたい…。



 私事ですが、今回きちんと打ち合わせしてなかった為に、ひよりさまと和モノがかぶってしまったのですが、しかも同じ曲を聴きながら執筆にのぞんでしまったのですが、(たぶん)ぜんぜん違うものに仕上がったので良かったです。ごめんよひよりさま。
 ちょっと折角なので、かぶった曲が何だったか、想像してみていただくのも楽しいかと思います。流行りの(?)ボーカロイドです。


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