マゼンタ活動日誌
誰が書くのかわからないスリル満点でお送りします。

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勝手にレビュー その4                 

 おりゃー行くぜー、ひよりです。
 「magenta vol.2」レビューもいよいよ大詰め、ラストは初参加にして今回のトリ、かつ編集作業を一手に担ってくれた祈たんの作品になります!
 


「愛執の園」

愛しい婚約者との逢瀬
               その夜は従僕による強引な愛撫

「今日は随分と乱れていましたね。あの男と話していただけで、濡れてしまった?」
  あの男。
   花衣の婚約者の名前を、竜太は絶対に呼ぼうとしない。

(一夜様……)

  奪われた純潔。繰り返される夜ごとの秘め事。
  助けを求める声はいつだって、愛しい婚約者の名を呼んでいるのに。
  ――それなのに。

「やあっ、だめっ……! りゅうたぁ……!」
 閨ではどうしても、その名を口にしてしまう。

「あなたは私のことだけ考えていればいい」
                  どこで、間違ってしまったのだろう。


 ラストを飾るのは祈たんの力作「愛執の園」です。
 これがまーーー見事な三角関係だのなんの。こりゃあモメないわけがない。どんな三角関係かと申しますと、まず、ヒロインの花衣たん。明治・大正を舞台とした日本の大店のお嬢様です。そんな花衣たんに拾われた孤児の竜太。恩人である花衣たんに恩を返すべく、見目麗しくかつ賢く従順な立派な青年に育ちます。そこへ現れるのが、花衣たんの婚約者である一夜様。おっとり優しい一夜様に花衣たんが恋しちゃったからサア大変!愛憎劇のはじまりです。

 とにかく特筆すべきはそれぞれのキャラクターです。
 ずばりヒロインの花衣たんは、実に悪い女、悪女です。それも無意識悪女。この子きっとお嬢様育ちだから素直なだけなんだよ……。いるよ、こういう子いるよ。無意識のうちにオノコをその気にさせてしまうのだよ……天然の魔性。ゴクリ。
 そして竜太。こいつがまあエロいんですよねえ、実に。やってることはひどいことなんだけど、物語全体を通して彼の気持ちが痛いほどわかる。花衣たんのことが本当に好きで、振り向いてほしくて振り向いてもらえなくて、自分には持っていないものが多すぎて、っていろんな葛藤を抱えている様子が実にせつなく、いじらしいです。
 最後に一番の食わせ物、一夜様。え、なに、ただの優しいだけの婚約者じゃなかったの?え?う、うそぉ……というのはネタバレになるのでぜひお読みになって確かめてください(笑)

 この三者三様の事情を抱えたキャラクターたちが、恋とエロスの間で揺れ動く姿、実にドキドキです。Rシーンのときもなんていうか背徳感があって、エロいのにひやひやするっていうか、ハラハラするっていうか……。ああ、花衣たんそんなに大きい声出したら誰かに見つかっちゃうよおおお!と、何度思ったことか。

 クライマックスシーンにはぎょっとしたのですが、それでもやっぱり一番胸がぎゅっとしたのは竜太のシーンでした。竜太のどのシーンかはぜひこちらもお読みになって確かめて頂ければわかるかと(笑)
 なんていうか、読むとうわーってなります。きっといくつもとるべき手段があっただろうに、ああ、そこに行きついてしまったのか……。みたいな。そんなしっとりとした読後感、ぜひご賞味あれ。 

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